ごあいさつ

 2011年3月11日に発生しました、東日本大震災で被害に遭われました皆様に心よりお見舞い申し上げるともに、犠牲になられた方のご冥福をお祈り申しあげます。

 震災発生時、わたしの元には「真庭市:震度1」という岡山県防災メールが届きました。そのまま仕事をつづけ、夕方にインターネットのニュースを見ると「東北地方で巨大地震が発生」という記事が。帰宅してテレビをつけると、どのチャンネルでも東北地方での被害状況を伝えていました。「とんでもない事が起きた!」と私は驚き、すぐに情報の収集を始めました。時間が経てばたつほど、被害の大きさが増していく。「これから日本はどうなるんだ!?」と思いました。

 来る日も来る日も、ニュースは東北の状況を伝えており、その度に画面には被災した子供たちが映し出されていました。遠く離れた岡山でもニュース等の衝撃映像を目にした子供たちが体調不良を起こしたり、なかにはパニック障害を起こしてしまった子もいました。「被災地の子供たちは大丈夫か!?」「この子達のために何か出来ないか!?」「教員として自分に出来ることがあるんじゃないか!?」という思いが頭のなかを巡っていました。

 いてもたってもいられず、情報収集や高速道路の規制解除とにらめっこしながら、私は東北へ向かう準備を始めました。そんな時、地域の方達が1週間にも満たない短い間に「東北の子供たちのために!」と、文具やおもちゃ、画用紙・色紙、子供服などを用意してくださり、また、神郷中学校からは千羽鶴と寄せ書きを用意してくださいました。新見市の皆様の思いを胸に東北へ向かったのです。

 その時、石巻高校トレーニング室避難所で出会ったのが、柴田滋紀さん(現:にじいろクレヨン代表)と高橋信行さん(現:いしのまき寺子屋主宰)のお二方でした。お二方とも避難所にいる子供たちのために、居場所づくりやストレス軽減・心のケアなどにご尽力されていました。大規模災害が発生した際、ライフラインの復旧や救援物資運搬など生活基盤の確立が優先され、子供たちの心のケアはどうしても後回しにされてしまうからです。そのような状況下に於いて、これからの日本を担う子供たちのために場所と時間を提供しようとする取り組みは、私がまさに考えていたものでした。

 2012年3月に宮城県を再訪問させて頂いた際、高橋さんより「今後の大規模災害を想定して、日本の数カ所に子供支援の団体を設立し、その点を線でつないでいってネットワーク作りをしよう。」というご提案を頂きました。

 以前より個人での災害支援には限界があることを感じていた私は、自分と同じように個人で災害ボランティアを行われている方達に声をおかけし、この度の支援団体の設立につながりました。

 災害支援団体同士が個体個体で動くのではなく、普段から情報共有など連携をはかり、災害発生時には協同して支援を行える態勢作りを目指したいと思っています。皆様方のご理解とご協力をいただき、みんなが安心して暮らせる安全な町づくりをめざしたいと思います。

 ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

                                                                      災害支援ネットワークNPOかけはし 代表:大森